こんにちはSATOです。
今回は映画「あの夏のルカ」を3つの観点から考察していきます。
映画「あの夏のルカ」は、2021年に公開されたディズニー・ピクサーのアニメーション映画。
この映画は、海底に住む魚人である「シーモンスター」の少年のルカとアルベルトが、人間の世界で差別や偏見に立ち向かいながら夢を追いかける物語です。
この映画が私たちに伝えたいことは何だったのか?
それでは、本文へどうぞ。
映画「あの夏のルカ」のあらすじ
北イタリアの美しい港町ポルトロッソ。
この世界にはシーモンスターと呼ばれる、海で暮らす魚人が存在します。
彼らは地上で体が乾くと姿が人間と同じになり、濡れるとまた元に戻ります。
人間とシーモンスターは互いを恐れており、人間界ではシーモンスターは見つけたら狩るのが正しいこととされていました。
しかし、人間の世界に関して好奇心旺盛なシーモンスターの少年ルカは、ある日同じシーモンスターながら陸で暮らすアルベルトと仲良くなります。
アルベルトは幼い頃人間界に出て行ったきり姿を消してしまった父がいつか戻ってくることを信じて海岸で待ち続けてきました。
彼に連れられて地上での生活にさらに興味を持ったルカは、アルベルトと一緒にバイクに乗って世界を旅することを夢見るようになります。
たどり着いた街で街で活発な女の子のジュリアと仲良くなり、その街で開催されるレースで優勝すればバイクを手に入れることができると知った二人。
しかしルカとアルベルトの前には嫌がらせをしてくる人間や、夢の食い違いからくる歪みが待ち受けています。
果たして彼らは夢をかなえることができるのか?
映画「あの夏のルカ」を筆者が3つの観点で考察
考察1:成長と自立
この映画では、ルカは過保護な親の元で育った子供として描かれています。
ルカがアルベルトに連れられて地上に出ていたと知ったルカの両親は、彼を何もなく不自由な深海へと連れて行こうとします。
しかし、彼はその前にアルベルトとともに人間の住む街に行くことを決心します。
人間世界で彼らは目標をみつけ、自分たちでその目標を達成するために努力を積み重ねます。
しかし、目標の2人の仲は途中で引き裂かれそうになるも、苦難を乗り越えて成長します。
様々な困難を乗り越えるシーンでルカが親からの自立をしていく姿は感動しましたね。
映画を視聴する親世代の方たちに対して、「子供には冒険をさせよう」という教育の問題にも切り込んでいるように著者は感じました。
考察2:多様性の重要さについて
この映画では、人間とシーモンスターの間に大きな溝があったのですが、ラストには互いが認め合うことで共存できるようになります。
この大会での一連のやりとりから、いままで恐れていたシーモンスターの間でも人間と同じ絆があるとわかり、同じ生き物として生きていくという考え方が広がりました。
また作中でルカとアルベルトは、将来の展望が大きく変わっていきます。
違う夢を持っていても互いを尊重し、認め合い、支え合う。
彼らのそんな姿から学ぶものも多かったと筆者は考えます。
多様性の時代と言われてる現代で、お互いを認め合うことがいかに大事か伝わりますよね。
考察3:社会問題
ディズニー映画は社会問題について語っているものが多く、今作は特にその傾向が強かったと思います。
ルカは親子関係についての問題、アルベルトは孤児問題をもっています。
過保護な親に過干渉され自由を奪われそうになりますが、アルベルトに連れられ助けられたルカ。
また、冒険をきっかけに戻ってこない父親への執着から離れて自分の将来を考え始めたアルベルト。
さまざまな問題を持った人たちが集まり、支え合う姿勢が多様性の考え方を発展させ、社会問題の解決のヒントになるのかもしれませんね。
まとめ
今回は映画「あの夏のルカ」についての考察でした。
2人の夢とその後の感動的な結末については、是非とも本編を見て楽しんでください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント