こんにちはSATOです。
今回は映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を見た筆者の感想を3つのポイントから解説していきます。
映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は、2023年に公開されたポール・キングのファンタジーアドベンチャー映画。
この映画は、2005年に公開された名作「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚を描いたものです。
それでは、本文へどうぞ。
映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のあらすじ
幼い頃からチョコレート作りに情熱を注ぐウィリー・ウォンカは、母と共に夢のチョコレート店開店を目指します。
一流の職人が集まるチョコレートの町へ足を踏み入れた彼は、独創的な発想で魔法のようなチョコレートを生み出します。
彼の才能は瞬く間に評判を呼び、チョコレート組合から誘いを受けますが、ウォンカは自身の夢を叶えるために独立を決意。
個性豊かな仲間たちと共に、独自のチョコレート工場を作り上げていきます。
彼の前に立ちはだかるチョコレート組合の陰謀。
工場に忍び込み、秘密を盗み取ろうとする者たち。
さらに、謎の生き物ウンパルンパも現れ、ウォンカを翻弄します。
様々な試練に立ち向かいながらも、ウォンカは夢を叶えることができるのか？
映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を筆者が3つのポイントから考察
ポイント1：前作との設定の違い①
今作は、前作である「チャーリーとチョコレート工場」と、いくつか違う点が見受けられました。
その一つは、ウンパルンパとの関係性です。
前作では、彼らにカカオ豆を提供する代わりに工場で働いてもらう、という交換条件の元で成り立つ、ビジネスパートナー的な関係でした。
それに対し、本作ではウンパランドのカカオ豆をウォンカが盗み、その代償としてチョコレートを提供するという全く異なる関係性となっています。
さらに今回はウンパルンパが1人しか登場せず、ウォンカの友人のようになっています。
本作は前作の前日譚となっていますが、その間になにかあったのでしょうか？
気になるところですね。
考察ポイント2：前作との設定の違い②
また、ウォンカと彼の親との関係も前作と今作に差があります。
前作でウォンカは「両親」という言葉が口に出せず、父親との間に何かを抱えている人物でした。
しかし今作で彼は母親との思い出を胸にショコラティエを目指しヌードルを親に合わせてあげようとしています。
作品を跨いでここまで主人公のキャラクターが変わったのはなぜなのでしょうか？
筆者的には以下の2つが想像できました。
・母親とは仲が良く、父親とは仲が悪かった
・前作と今作の間に何かしらの事件が起きた
作中で明らかになることはありませんでしたが、新しい設定が付与されたと考えることもできるでしょう。
考察ポイント3：大切なもの
前作「チャーリーとチョコレート工場」では大切なのは富や名声ではなく家族であると映画全体で伝えていました。
今作ではウォンカがチャーリー的な立ち位置で強大な権力に立ち向かっていく構造となっていました。
最後には母親特製のチョコレートをみんなで食べて幸せを分かち合います。
このシリーズは一貫してチョコレートそのものではなく、その瞬間を分かち合うこと、分かち合う相手がいることの大切さを訴えかけています。
ウォンカのチョコレートはそんな幸せな空間を大切な人と一緒に過ごすためのものなんですね。
まとめ
今回は映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」についての考察でした。
前作とはまた変わった面白さのある作品でしたね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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